京都 納涼床

京都は四条大橋から川上に向かってです。
左手に5月から9月まで営業している『床』が立ち並んでおります。
*ランチの営業は、条例で5月と9月のみですので御注意*

京町家の構造上、車いすでの入店が可能な店舗は限られています。
そんな中、こちらからの問い合わせに、真摯に回答いただけた2店をご紹介します。
『よし菜』 http://yoshina.net/

営業中はここに、暖簾がかかっています。
児童公園の4軒北に上がったところにありますが、よーく見ていないと行き過ぎます。
京料理を提供している、正統派のお店です。

‘僕の写真いります?’とおっしゃいましたが、無理やりお願いしました。
一番最初に連絡いただき、ご意見を頂戴しました。
過去に苦い経験があり、あまり誰でも受け入れたくないとのことでした。
下見に来てくれて、構造やトイレを確認してくれるのは、大変ありがたいし、
THという人が付き添ってくれるのであれば協力したい。と言ってもらいました。
(THとは、トラベルヘルパーのことで、外出支援専門員です。詳しくは、日本トラベルヘルパー協会で検索)

許可をいただいて、車いすのタイヤの汚れを綺麗にすれば、
段差はTHなら問題ありません。


電動車いすは入れませんので、玄関で降りる必要があると思います。

女性用のトイレです。隣に男性用もありますが、
車椅子が入るスペースはありません。
壁に掴りながらであれば、くるっと回ってOKです。
降雨の場合
床の場合は、待避所として、隣接の屋内に用意されていますが、
こちらにはありませんので、確実に晴れの時でしか利用できません。
《先斗町 ことし》 http://www.kotoshi.jp/

児童公園から7軒南下したところに、唐傘の並んでいるお店です。
秋田の三梨牛という希少ブランドを岩焼きしてもらえます。

この階段だけが店内にあるだけです。
床が目的なので、電動では床へのアプローチが困難ですが、
店内なら段差はありませんので
無理なく利用できます。

雨が降ってきても、すぐ隣にテーブル&椅子席がありますので、安心して食事できます。

トイレは、車いすも通常サイズなら入れます。入ってそのまま締めることはできませんが、
町家にしてはゆとりを感じます。
納涼床の情報は、www.kyoto-yuka.com
で見ることができます。(リンクにもあります)
テーブル、椅子席の表示もあるので便利ですが、だからと言って車いすはOKとは
いきませんので,注意が必要です。
あと数軒の店にアプローチしましたが、やんわりと断るお店も多かったです。
ただ、以前と違い、生粋の京都人が経営できている『京料理』店は、限られております。
世界各国の料理を提供しているのが、今の先斗町を象徴しています。
バリアフリーの考えをお持ちのオーナーも存在していると思いますので、
今後調査していきたいと考えております。
ランチはリーズナブルで入りやすいのですが、
やはり、床の魅力は、日が落ちて、徐々に夜に移ろっていくのを味わって頂きたいです。
特に、祇園祭の前、梅雨の晴れ間が気持ちよくて
、個人的には大好きです。
*少し費用は必要ですが、舞妓さんも来てくれます。
折角の京都を味わうのに、彩を添えてくれるかもしれませんね。
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